構築解説:オボロチカゲ忍毒
※この記事は新幕第3シーズンの記事です。
久しぶりの更新ということで解説記事を書いていこうと思います。
今回はオボロチカゲ(忍毒)について、構築と立ち回りを解説していきます。
〜オボロチカゲ(忍毒)とはどういう組み合わせか〜
みんな大好き忍者コンビ!!最近完結した公式小説にてオボロは忍の里の長、チカゲは里の抜け忍として登場します。ふるよに公式ブログにて読むことができるので読んでいない方は面白いのでぜひ読んでみてください。
〜攻撃〜
さて、そんな忍者コンビですがゲームでは共通して「攻撃札のオーラダメージが小さく、ライフダメージが大きい」という特徴があります。
これはメリットにもデメリットにもなります。
メリットはライフに通すことができれば大ダメージを与えることができる点、デメリットは少ない枚数の攻撃ではオーラで受け切りやすくライフにダメージを通しにくい点です。
そのため、基本的には 手札に攻撃札をためる→攻撃→手札に攻撃札をためる→攻撃 という動きが必要になります。(攻撃をせず手札を溜めてオーラなど体勢を整えることをしゃがむと表現することがあります。語源は格闘ゲームのしゃがみからきてます)
攻撃→しゃがむ→攻撃のリズムをうまく維持できるかどうかが勝敗に直結します。意識する最重要ポイントです。
〜対応カード〜
切札: 鳶影、叛旗の纏毒
通常札: 誘導、遁術
防御面は対応カードが4枚。誘導と遁術は攻める時にも優秀で腐りにくく採用しやすいです。鳶影の使用先に抜き足があり、かなり防御性能が高いです。
オボロの能力である設置のおかげで基本行動に余裕ができやすくオーラ回復リソースはそこそこあります。ですが攻撃する時は間合4まで下がる必要があるのでそちらに基本行動を割く必要があり、しっかりリソース管理が必要になります。
毒カードや影菱の効果により相手の動きを妨害することをかなり得意としています。妨害を駆使することで防御面を補えると楽になります。
〜構築.壬蔓流転テンポビート〜
構築例
切札: 壬蔓、滅灯の魂毒、流転の霞毒
通常札: 鋼糸、影菱、誘導、飛苦無、毒針、遁術、毒霧
・壬蔓
シーズン3になって修正され攻撃札になった。
流転の霞毒と合わせて使うことで毎ターンオーラを2削ることができる。
終盤は再起しなくなるので最後は1/1攻撃として利用しましょう。3,4回使えればその時点で十分な仕事をしてくれてます。
・滅灯の魂毒
使用した時に次の相手のドローを1枚減らせるので使うタイミングは重要。毒針を当てた時に使用すれば相手は通常札を引くことができないので強力。この構築では基本的にデッキ2巡目に使用する。相手の攻撃や再構成で壬蔓が再起しにくくなるので壬蔓再起の補助を兼ねている。
・流転の霞毒
このカードがあるおかげで相手はオーラを0にできないため他の攻撃を使うとなぜかライフ受けしてくれる。再起するのであれば撃ち得なのでバンバン使う。再起しなくてもライフに通るなら使う。壬蔓があるのでフレアの心配もいらない。
・鋼糸
3-4,2/2。書いてることが強い。この構築では伏せずにそのまま使用する。リソースが足りない時は伏せても良い。最強。壬蔓流転があるので2/2を2回使用できるとライフに通る。飛苦無は泣いていい。オーラ受けなら2リソース奪える。
・影菱
普通に使っても2/1対応不可とやばい性能だが設置で使うと真価を発揮し始める。
この構築では攻撃の主間合を4に置いているので間合2まで逃げてくる相手に当てる。毒カードは伏せ札にならないが毒しか持っていない状況は最高な状況なので無問題。
基本的には伏せましょう。
・誘導
対応カードだが基本的に対応では使わない。この構築では下の方の効果をメインに使っていく。伏せても設置で使える。攻撃札と違ってオーラを強制的に減らせるので連撃する時は後の方で使って本命の流転や飛苦無をライフに通す用に使いましょう。伏せ優先度は高め。
・飛苦無
4-5,2/2。少し間合がズレているが2枚目の鋼糸として運用できる。基本的に鋼糸と同時に使用してライフに当てていく。貴重な火力なので使わない場合は絶対に伏せない。オーラ受けなら2リソース奪える。
・毒針
毒をデッキトップに送るので相手のドローを1枚減らせる。見た目以上に相手のリソースを奪える。攻撃→しゃがむのリズムが大事なので引いても無理に当てに行かなくて良い。オーラ受けなら最低でも2リソース奪える。
・遁術
対応だがこの構築では基本的に自分のターンで使う。1枚で2後退しながらオーラを1剥がせる。鬼強い。対応で使用する時は次の自分のターンで連撃ができるタイミングだと良い。あとは伏せてある設置と相談。
・毒霧
相手の手札を増やせるので流転の霞毒が再起しやすくなる。毒針で送れる毒を1枚は残すように使うと良い。1巡目は基本的に2ターン目に使って弛緩毒を送る。
戦法
壬蔓&流転の霞毒により相手のオーラを削り続け鋼糸や飛苦無の2/2攻撃をライフに通します。
相手の1ターンに得られるリソースは3なので、壬蔓流転で毎ターン2リソースを破壊。2ターンに1回2リソース以上削れば相手は受けきれなくなります。
1巡目は1ターン目1前進。2ターン目前進毒霧+無理せず撃てるなら壬蔓流転。3ターン目鋼糸飛苦無毒針+@で攻撃。これがテンプレです。
最初の手札入れ替えは鋼糸飛苦無毒針を底に送るようにすると良いでしょう。
2巡目に連撃するタイミングに合わせて滅灯の魂毒を使ってオーラ回復を妨害しつつ壬蔓を再起できるようにします。
かなり攻め攻めの構築なのでゲーム展開は比較的早めになります。
こちらが攻撃をし、相手が失ったオーラを回復するため守りに回るという展開を押し付けることを目的としています。そのためこれに失敗すると防御面が薄めなのでかなり辛い展開になります。
また中盤以降、壬蔓の再起を捨てるタイミングをしっかり見定める必要があります。
壬蔓が使えなくなるからといって無理にオーラ受けを増やすと攻撃→しゃがむのリズムが崩れてしまいます。
攻めて攻めて攻めまくりましょう!攻撃は最大の防御です。
〜送る毒について〜
・麻痺毒
相手のオーラが少ない時に送る。
優先度は基本的に高い。ハガネやクルル相手にはどんどん送ろう。
・幻覚毒
この構築では基本的に防御面が足りていないので相手の切札はかなり辛いが、相手もわかっているので簡単には使ってくれない。優先度は低め。
・弛緩毒
使われると1ターン安全が買えるのですごくしゃがみやすくなる。1巡目に送るとダストがないためオーラから納にのせなければ使用できない。また宿しでオーラを減らして納0や1で使ってくることがあるがそれが狙い。宿しにリソースを使ってオーラも薄くなるためかなりテンポが取りやすくなる。優先度は高い。
・滅灯毒
使うとオーラが減り、こちらのライフダメージの大きい攻撃を受けてしまうため、相手はかなり使いにくい。こちらの連撃後はそもそもオーラ0なのでただ撃ち出来てしまうのだが、この毒は毒袋に戻らないため次の再構成の時にドローが1枚減る負債を抱えることになる。タダより怖いものは無い。
〜入れ替え候補〜
あくまで候補なのでこれ相手は絶対に入れ替えるみたいなのはありません。構築例を軸に必要そうなカードと不要そうなカードを入れ替えるようにして下さい。
・忍歩
修正により後ろにしか行けなくなった。間合0〜1が踏みやすいユキヒサリヤライラあたりに対して採用。入れ替えはだいたい誘導。
・生体活性
滅灯の魂毒を再起させることで滅灯毒を2枚送れる。3枚目は送れない。手札を揃えなければいけないハガネやクルルなどによく効く。
1巡目の動きが大きく変わり、宿しでダストとオーラを減らし納1の生体活性を展開してから滅灯の魂毒を使う。これで相手のターン開始時に生体活性が破棄されるので隙を無視できる。
入れ替えは誘導か遁術。
・抜き足
鳶影や熊介とセットで入れ替える。間合4で抜き足を使うことで破棄されたら間合4に戻る使い方が強い。隙は再構成ダメージでは割れないが焦燥ダメージでは割れるので、間合が3,4なら焦燥オーラ受けで熊介、間合が1,2なら焦燥ライフ受け→抜き足が割れて間合が3,4に戻る→熊介という使い方もできる。入れ替えは誘導か遁術。
・熊介
大正義一撃必殺対戦感謝ビーム。
チカゲは前進や後退&離脱を縛るカードがあり当てやすい。気がつくとケアができなくなっていて熊の群れが相手を八つ裂きにする。熊介で爆発しそうな相手に気分次第で採用。
入れ替えはどれでも良い。
・鳶影
修正で4コストになった。鳶影抜き足や鳶影影菱で相手の攻撃を止めるのに使う。自分のターンに5枚目の手札としても使えるので腐りにくい。避けたい大技のあるユリナやサイネ、ユキヒ相手に採用。入れ替えは壬蔓か滅灯の魂毒。
・叛旗の纏毒
Theメタカード。ささるところにめちゃくちゃ強い。ユリナ、トコヨ、シンラ、ウツロなどに採用。入れ替えは壬蔓か滅灯の魂毒。
・闇昏千影の生きる道
不思議に思う方もいるとは思いますが、ビートダウン構築でもサブルートとして採用できます。相手が弛緩毒を使用した返しのターンに使用すれば1ターン目は安全にしのぐことができます。そして次の自分のターンに手札4、集中力2のフルリソースで攻撃します。相手は守りを捨てて無理をしてダメージを通さなければ即敗北。ダメージを通せても守りがかなり薄くなるためメインルートである攻撃札によるビートダウンで攻め切れます。感覚としては凄い強い圧気です。入れ替えは流転の霞毒。
〜まとめ〜
今回は1つの構築のみを書きました。入れ替えもいくつか書きましたが共通して、攻撃→しゃがむ→攻撃の基本を大事に立ち回りましょう。
他の構築として生きる道一本に絞った構築や、熊介1本に絞った構築などがありますが慣れてきたら試してみると良いと思います。この組み合わせでしか出来ない独特の強みがあります。
質問等があればコメントやツイッター等でいただければ気づいた時にお答えします。
私事ですが天音杯の予選を無事に突破しました。天音杯の対戦レポートが書けそうで嬉しいです。公式大会等の対戦レポートは天音杯に向けて自分の研究や情報をあまり出したくないので天音杯までは書かないようにしようと思います。
画像は新幕ふるよにコモンズからお借りしました。
ふるよにコモンズ/BakaFire,TOKIAME